Column

「植物にはたっぷりのお水をあげて、なぜ自分にはあげないの?」
<後編>

前回の配信では、ディレクター谷口かおりがお伝えするお水の重要さについてお送りいたしました。今回はなぜ必要なのかについての後編をお届けいたします。

前編では、「飲むべきもの」と「飲みたいもの」の2種があり、飲むべきものこそが”お水”であることをお話していきました。ではここからは、なぜお水が必要かを述べていこうと思います。


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「素早く」&「直接」は唯一水だけ!
水は体の渇きを潤し、必要な箇所に隈なく行き届きますが、その他の飲料では、まず水とその他の主となる成分に分ける作業が必要となり、あらゆる臓器を働かせてしまいます。そして、体が吸収できる水分は、その作業によって残った僅かな量となります。
そのため、飲むべき水を飲まずに飲みたいものばかりで日々を過ごしていては、生命維持のために必要最低限の所にしか行き届かなくなります。そうしたことで 肌の乾燥や髪のパサつき、代謝や排出、クリーニング機能などの低下による肝機能障害、体温調節の困難や血液ドロドロなどに繋がっていきます。
これらは発端に過ぎず、その後様々な生活習慣病や大きなトラブルに繋がる可能性があるかもしれません。
これは水に限らず食でも言えることですが、すべきことをせずに、したいことだけをしていたら、必ず大きな代償となって自分自身に返ってくると私は考えます。


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大切なペットや植物にお水を与える際には、是非ご自分にもたっぷりのお水を与えてあげてください。 水は水です。電解質などを含むその他の機能性飲料はすべて+α(水以外のもの)と考えてください。もちろん+αが役立つ時もありますが、まずは大前提に水なのです。枯れかけている植物にいきなり+αである肥料や栄養剤だけを与えないですよね。まずは水!一番に水なのです!
水以外の物が“飲めてしまう”だけで、“適している”わけではないのです。そこを勘違いしてはいけません。 またこの時期は、特に就寝中など気付かぬうちに汗を多くかいています。 意識して小まめな補給を心掛けてくださいね。そして夏に限らず冬は全身の乾燥に悩まされている女性が多くいらっしゃいますが、その必要な潤いは一体どこから来るのでしょうか。 生命維持のための必須箇所に水を届け、その後体内に水が余っていて初めて、表皮や髪にも行き渡らせることが出来るのです。様々な保湿を外から加える前に、まずは内から潤い巡らせる体をつくりましょう。

Cosme Kitchen Adaptationでも、その日の厳選野菜やフルーツ、ハーブを加えたデトックスウォーターをご提供しています。 真水が苦手な方は、炭酸水やハーブ、フルーツを加えるなどしても構いません。 但し、塩素や不純物が多い水道水は個人的にはぜひ避けていただくことを強くおすすめします。ミネラルウォーターや家庭用浄水器など、自分自身に合った生活の負担にならない方法で「毎日欠かさずお水を摂る!」を取り入れてみてくださいね。

  • <谷口 かおり>
    Cosme Kitchen Adaptationディレクター
    「家族や友人、自分の大切な人たちに、いつまでも元気でいてほしい。」そんな想いがきっかけで、栄養学や予防学を学ぶ。 安心安全な食生活の大切さを多くの人に知ってもらいたいという一心で、クッキングスクールを主催し、食の大切さや料理の楽しさを発信。 2016 年に株式会社マッシュフーズに入社し2018年ディレクターに就任。心身共に健康な食生活のあり方を提案し続けている。