Column

「We value quality the most!
私たちは品質を最も大切にしています!」

Cosme Kitchen Adaptationのディレクター谷口がお届けするコラム。
第6弾は「食」の本質についてのメッセージをお届けします。

ついに3度目の緊急事態宣言延長が決定となった現在。終息の兆しがはっきりと見えてこないコロナ禍において、以前よりも自分の体に対する健康意識の変化や高まりを感じられる方も多いのではないでしょうか。

“健康”で大切な要素といえば、運動や睡眠(休養)、そして「食」ですよね。
“You Are What You Eat (あなたの体はあなたが食べたもので作られている)”
この言葉を、近頃では様々なシーンでよく目にするようになりましたが、皆さんは自分の「食」についてこのようにとらえ、考えてみたことがあるでしょうか。

この日本で「食」というと、まず先にカロリーに目を向ける人が多くいるように感じます。一般的な食品の中身(原材料)が表示されている裏面よりも、まずは表面に示されているカロリー表示を一番に探し、気にしている方が多いのではないでしょうか。

Cosme Kitchen Adaptationでも、お客様からカロリーについてのお問い合わせを多くいただきますが、現時点では開示しておりません。なぜなら私たちはカロリーに重きを置いていないからです。つまり、単純な熱量の合計(Calorie)ではなくひとつひとつの品質(Quality)を重要視しているからです。

世に溢れているゼロカロリーやノンカロリー、シュガーフリー食品などが、いかに多くの化学調味料や甘味料を使用しているかをご存知でしょうか。カロリーが低い商品が人気を集める日本では、商品開発をする上で低カロリーの実現が目的となっている商品が多いように感じます。化学調味料や甘味料を使えば使うほど、カロリーを抑えられるかもしれません。そして大量生産もしやすいのかもしれません。

しかし、我々は「Clean Eating~美味しく食べて心も体も美しくなる~」というコンセプトにもあるように、食べる人の明日をも考えて食材を選び、作っています。食材から調味料もすべて、無添加または有機の自然のものを使用しており、精製された白米や白砂糖、小麦粉、牛乳、生クリームなどは使用しないため、全体的にとてもヘルシ―(健康志向)ですが、素材の栄養素をしっかりと含むためカロリーは当然あります。

昨年の12月から、星の巡りが200年ぶりに大きく動き、本質を生きる「風」の時代に切り替わりました。ウイルスに負けない体づくりに関心が高まる2021年。是非とも自分の体を作る「食」について、熱量の値ではなく何から作られているのかという本質に目を向けてみてはいかがでしょうか。

  • <谷口 かおり>
    Cosme Kitchen Adaptationディレクター
    「家族や友人、自分の大切な人たちに、いつまでも元気でいてほしい。」そんな想いがきっかけで、栄養学や予防学を学ぶ。 安心安全な食生活の大切さを多くの人に知ってもらいたいという一心で、クッキングスクールを主催し、食の大切さや料理の楽しさを発信。 2016 年に株式会社マッシュフーズに入社し2018年ディレクターに就任。心身共に健康な食生活のあり方を提案し続けている。

    Instagram: @kaori.t.adaptation